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碧い空に泳ぐ“くじら”に乗ったら・・・
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「常に温かく誠実な1人の女性...」
 「常に温かく誠実な1人の女性があるとしたら、
社会的にどんなに見栄えのしない存在であろうとも、
その人こそ、世の中を善くする大きな原動力であると思います。」

これは、テレビでは40年以上放映されいる「サザエさん」の著者、
長谷川町子さんの言葉です。

先週、瀬戸内海の島々へ芸術祭を巡る旅をしたときに、
何人もの「常に温かく誠実な1人の女性」に出会いました。

おばあちゃん

トマト

「トマト持っていきーな。」
あるおばあちゃんは、37度の猛暑の中、
一人で日陰で休んでいる私にそう声をかけてくれました。

ちょうど休んでいた場所がおばあちゃんの畑の近くだったので、
その場で赤く熟れたトマトを採って「ほれっ」と渡してくれました。

その後、近所のおばあちゃんも加わり、本土にいる息子達の話や
「子供は早く生んだほうがいい」なんて話をしてくれました。

なんと近所のおばあちゃんは25歳のときに最後の子供を生んだそうです。やはり昔は早い。

「でも仕事がないから、若い人たちはみーんな島から出てっちまう。」
「陸続きじゃないし、遠く感じるわぁ。」

元気に話していながらも、話の節々に寂しさを感じました。

omba

そんなこんなで話に夢中になっていると、宿に戻る為のバスがなくなってしまい、
タクシーを呼ぶことになってしまいました。宿は遠いので1万円以上かかってしまう。なんと。

すると、
「悪いことしたね〜。もうお盆だから民泊お休みしとんじゃー、でもこれも何かの縁だから。」
と言ってトマトをくれたおばあちゃんのお家に泊まらせていただくことになりました。

近所のおばあちゃんには別れ際にマンゴをもらい、
そのままトマトをくれたおばあちゃん(以後、ハナヱおばあちゃん)のお家に行きました。

何も持ってない私にハナヱおばあちゃんは、「洗ったばかりだから」と少しはにかんで
パジャマとパンツを貸してくれて、夕飯をごちそうしてくれました。

翌日、朝ご飯をいただいた後、お礼を言って島を探検しに出発しようとすると、
「帽子持ってる?」と聞かれ、「持ってないけど大丈夫です!」と答えると、
すぐに部屋の中に戻って行き、麦わら帽子持って玄関に戻ってきました。

「暑いから被っていきなさい。」

おばあちゃん、何から何まで...。本当にありがとうございます。

猫と花

私が行った豊島(てしま)という島は、過疎化がかなり進んでいます。

出会った"近所のおばあちゃん"は、
旦那に先立たれてからも大きな家にずっと一人で住んでいます。

ハナヱおばあちゃんの旦那さんも
ガンで一度手術したことがあり、出会った翌日も本土の病院へ行っていました。


そんなおばあちゃん達から、いっぱいの優しさをもらいました。

この優しい気持ちを東京に持って帰ろうと思いました。

優しさのバトンを受け取ったんだって。誰かに繋げようって。

きっと私だけに優しかったんじゃないんです。

島に来た人たちみんなに同じように接してるんだと思います。


おばあちゃん達は気がついていないけれど、おばあちゃん達は社会の大きな原動力です。

posted by 若菜 | 15:52 | 日記 〜 les journals et les photos du japon〜 | comments(0) | trackbacks(0) |
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